2008.11.25

今年のトレンドまる見え! ハロウィン・レポート

イメージ:今年のトレンドまる見え! ハロウィン・レポート

ナベジュンのハリウッド通信 ♯5
鍋 潤太郎(from ロサンゼルス)

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もう冬ですねぇ。ここ、地球の反対側である、明るく「脳天気」で平和で大袈裟なロサンゼルスでは、今日も楽しい出来事が沢山起こっています。さて、今回は季節の話題という事で、ハロウィンの模様を皆さんにお届けいたしやしょう。

ハロウィン・パーティは社運をかけた公式社内行事

アメリカ地方では、毎年10月31日、かの有名な“ハロウィン”の日がやってきます。この日は、子供達が仮装をして「お菓子をくれないと、イタズラするぞ~」とか言いながら夜の街を徘徊(?)する訳です。

スタートレック、アダムス・ファミリー、そしてサムライ
スタートレック、アダムス・ファミリー、そしてサムライ

でも、仮装するのは、なにも子供達ばかりではありません。いい年コイた成人した大の大人、そしてアメリカ合衆国の国民の半分以上が仮装し、ハメをはずして乱チキパーティを執り行う日でもあります。

ロサンゼルス地方はベニス村にある某VFXスタジオ、デジタル・ドメインでも、毎年恒例のハロウィン・パーティが、ハロウィン直前の週末を利用して開催されました。

デジタル・ドメインについて

1993年にジェームス・キャメロン、スコット・ロス、故スタン・ウィンストンの3者が共同で設立した大手エフェクトハウスで、ロサンゼルスのベニスにスタジオを構えている。2005年に経営陣が入れ替わり、現在の会長は映画監督のマイケル・ベイ。代表作は映画『タイタニック』で、最近の作品には『ライラの冒険』『スピードレーサー』『ハムナプトラ3』等がある。

デジタル・ドメインのハロウィン・パーティは、「デジタル・ドメインの年間行事の中でも、最も盛大で、一番予算を掛け、全社一丸となり、社運をかけた公式社内行事(信頼出来る消息筋による)」だという事です。筆者も、せっかくなのでこのパーティを取材すべく、デジタル・ドメインに潜入してみました。

巨大なラジカセセットの上にDJが ドラキュラ。気合い入ってます
巨大なラジカセセットの上にDJが(左)、ドラキュラ。気合い入ってます(右)

同社の駐車場を1つ閉鎖し、そこにやぐらや特設バーを組んで行われるこのパーティは、チケットがないと絶対に入れないプレミア・イベントでありました。中に入ると、流石はハリウッドを代表するエンターテインメントのスタジオだけあって、仮装している人も異様に気合が入っています。

頭にピンがささったお医者さん タイトル不明の仮装
頭にピンがささったお医者さん(左)、タイトル不明の仮装(右)

いろいろ趣向を凝らした仮装が目に入りましたが、もはや何の仮装なのか? サッパリ理解不能なヤツもあります(笑)。中には「この日の為に何ヶ月も前から準備した」というツワモノもいて、ものすご~く気合の入った盛り上がりようでした。

ハロウィン・パレードから見えてくるトレンド

さて、そんな訳でデジタル・ドメインでのパーティの事例を報告いたしましたが、肝心のハロウィン当日には、アメリカ全土のいたるところで、道路を封鎖しての大パレードが開催されます。その様子もご紹介しちゃいましょう。

人で溢れかえる道路 警備のお巡りさんも記念写真に納まりお祭りムード
人で溢れかえる道路(左)、警備のお巡りさんも記念写真に納まりお祭りムード(右)

中でもロサンゼルスはウエスト・ハリウッドのパレードは周辺に同性愛者の皆様がお住まいという土地柄もあって、ド派手で過激なパレードで有名。当夜は毎年、何万人もの参加者で賑わいます。会場のエリアに近づくにつれ、道路を歩いている人が全員、なんらかの仮装をしている事に気づきます。また、その全員が、パレードが開催される方向に向かってテクテク歩いているという、大変不思議な光景に出くわします。すごいですねぇ~。

ビバリーヒルズの有名なソバ屋「藪」の板さん達も仮装して営業 これがホントのホット・ドッグ
ビバリーヒルズの有名なソバ屋「藪」の板さん達も仮装して営業(左)、これがホントのホット・ドッグ(右)

現地に到着すると、それが更にエスカレート。網タイツのバットマンとか、正面からみると警官なんだけど後ろにまわるとおしりがまる見えとか、も~ムッチャクチャ(笑)そういう過激な演出に混じって、本物そっくりなカーネル・サンダース(笑)とか、ワケわかんね~! みたいな仮装も多いです。

今年の流行は、やっぱり『ダークナイト』のジョーカー 今年の流行は、やっぱり『ダークナイト』のジョーカー
今年の流行は、やっぱり『ダークナイト』のジョーカー

……しかし、ハロウィン・パレードの仮装を見ると、この1年のトレンドが見て取れます。今年流行ったコマーシャルのパロディや、映画の人気キャラの仮装など。それとは間逆に、古典的なアメリカン・ジョークからの出展など、ありとあらゆる、さまざまな仮装で溢れていました。

『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のジャックも健在 『Wall・E』の仮装も登場
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のジャックも健在(左)、『Wall・E』の仮装も登場(右)

今年の人気キャラクターは、何と言っても「ダークナイト」のジョーカーでしょう。「Wall・E」の仮装もいました。……このように、今年もアメリカのハロウィンは大盛況だったのでした。

仮装やコスプレが好きな、そこのアナタ。来年はひとつ、この時期にあわせてアメリカへ観光に訪れるのも、また一興かもしれませんよ。

(鍋 潤太郎 from ロサンゼルス)

関連リンク

DIGITAL DOMAIN
デジタル・ドメイン(WikiPedia)

鍋 潤太郎さんプロフィール

映像ジャーナリスト  ロサンゼルス在住
月刊CGWORLDにて、海外で活躍する日本人アーティストを紹介する好評連載「海外で働く1,2」(2001~2005年) 、「Beyond Japan」 (2005~2007年) 、「Boarding Pass」(2008年~)を執筆する他、「映像新聞」でもハリウッドのビジネス・ニュースをいち早くレポートしている。著書に「ハリウッドCG業界就職の手引き」「海外で働く映像クリエーター / ハリウッドを支える日本人」がある。

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