2007.09.25

アレックス・モールトンと折りたたみ自転車

イメージ:アレックス・モールトンと折りたたみ自転車

逸品堂 小判 ♯7
宗小判(音響機器エンジニア)


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こんにちは、宗小判です。7回目となる今回は、「自転車」について取り上げてみたいと思います。小学生の頃に自分だけの乗り物を得て、大人になり車を運転するようになった今、また自転車に乗りはじめました。子供の時には見えなかった景色がたくさん目に映ります。そんなことを考えながら、お話ししてみたいと思います。

みなさんはどんな自転車に乗っていますか?

ここ数年、特に東京近郊では若い人達を中心に注目されている自転車ですが、みなさんの自転車事情はいかがでしょうか? 私の祖父は自動車収集が趣味で、そんな祖父の元に育った私にとって自転車は最も付き合いの長い乗り物です。

当然、自転車選びにはこだわり、カスタマイズする楽しさを覚えたのも、自転車が最初のプロダクトでした。免許を持って、車を手にしてしばらくは、自転車に対してのこだわりは薄れていたのですが、密かにいつの日か手に入れたいと考えていた自転車がありました。それは、「アレックス・モールトンの自転車です。

アレックス・モールトンとの出会い

ここで、ひとつ自転車を紹介してみます。超ロングセラーとなった車、Miniのサスペンション設計者である、アレックス・モールトン博士の独自理論に基づく世界最速の自転車です。

初めて、アレックス・モールトンの自転車を知ったのは、雑誌で見たAPB-8 というモデルでした。エッフェル塔のような華奢なフレームがなんとも印象的で、その時は単純に『美しい自転車』だと認識してました。

後に、このモデルがアレックス・モールトンのエントリークラスの自転車であることを知り、ただでさえ驚くべき価格なのに、「これがエントリークラス... ...。」とプロダクトのクオリティの高さに唸りました。そこから、モールトンの自転車に興味を持ち、色々と調べると2つのことがわかりました。

  • ハイクラスのものはお城で手作りされている
  • 乗座姿勢での世界最高速記録を出した自転車

こんなことを知ってしまうと、どうしても手にいれたくなるのですが、なにせ、自転車であの価格。憧れを抱きつつも、現実的には購入を考えていませんでした。ところが、あることをキッカケに本気で購入を考えるようになりました。

そのキッカケとは、今まで見たことがなかった、スカイブルーのAPB-8 を目にしたのです。イメージカラーとして定着しているブリティッシュグリーンとは、また一味違った美しい色合いに、ノックアウト。やがて、偶然の巡り合わせと、気持ちの勢いとが重なって、ついには購入に!

購入したアレックス・モールトン.jpg
手に入れたアレックス・モールトン

ただ、残念ながら、私が手にしたモールトンは、ブリティッシュグリーンです。スカイブルーは私が購入を考えた時点で完売... ...。どうやら、期間限定の色でした。APB-8自体も廃盤となってしまったので、今後も手に入れることは難しいでしょうね。残念。

編集部よりヒトコト

自転車AtoZなお話しを、ポッドキャスト「らぢお風来坊」でもお送りする予定です。

世界の折りたたみ自転車

遠出した先で自転車に乗れるのは、その地を楽しむ上では非常に有用です。私は海外旅行をした際でも、その地で自転車を借りて乗ることがあるのですが、旅行者から一歩住人に近づいた気がします。そんなわけで、旅行先に気軽に携帯できる自転車「折りたたみ自転車」を、最後に紹介したいと思います。


A-bike(YouTube)

最近友人が購入した自転車(イギリス製)なのですが、おそらく、最も小さく折りたたむことができる自転車です。購入した友人も、やはりこの自転車を色んなところに持っていきたいと考えているようです。そのため、こだわったのはできるだけ小さくできることでした。

私も実際に試乗させてもらいましたが、タイヤの径が小さいこともあり、大きな段差があると、つまづきそうで、乗りこなすには、少々コツが必要です。でも、友人はこう言っていました。「かわいいから、いいんです」と。


STRIDA(YouTube)

こちらもイギリス製の折りたたみ自転車。A-bikeと比べると、タイヤの径も大きく、安定して乗ることができそうです。ただし、折り畳んだ時の小ささは、A-bikeにはかないません。


micro bike(YouTube)

これは、スウェーデンで設計された日本製の自転車です。こちらは、部品間の接合がやけに華奢なようで、強度面が心配ですが、後輪にはクランクを逆転させるとブレーキがかかるコースターブレーキを搭載するなどドライビングに注力した自転車です。

日中も涼しくなってきたことですし、いつもは電車で行く場所にも、自転車で行ってみてはいかがですか? 行きなれた場所の途中に、新たな発見があるかもしれません。気になる場所を見つけたら、停めて歩くことができるのも自転車の良いところです。自転車ほど、アクティブな交通手段はないかもしれませんね。

(宗小判 音響機器エンジニア)

関連リンク

Mini(Wikipedia)
アレックス・モールトン(Wikipedia)
APB-8
A-bike
STRIDA
micro bike

宗小判(ソウ コバン)さんプロフィール

大手音響機器メーカーで筐体設計者として商品開発に携わる傍らで、プロダクトデザインの現場に顔を出す日々を送っております。技術者ならではの厳しい眼と、偏った愛着でもって、世に出た製品を分析します。

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