2007.10.15

劇場公開映画『コンナオトナノオンナノコ』

イメージ:劇場公開映画『コンナオトナノオンナノコ』

Canon XL H1ワークショップレポート&次回ワークショップ告知

さる9月20日(木)、ユナイテッド・シネマ豊洲において キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下キヤノンMJ)主催によるワークショップが開催されました。

このワークショップでは、11月10日(土)から池袋シネマ・ロサにて公開される映画『コンナオトナノオンナノコ』を題材にしています。本作の監督である冨永昌敬(とみなが まさのり)氏をはじめ、月永雄太(つきなが ゆうた)撮影監督、大野敦子(おおの あつこ)プロデューサーを迎えて行われました。

2318_02.jpg
写真左から、ワークショップコーディネータ 千田氏、
冨永監督、月永撮影監督、大野プロデューサー

「コンナオトノオンナノコ」は、全篇にわたりCanon XL H1によりHDVで撮影され、その機動力やレンズ交換式の特性が余すことなく使用された作品でもあり、映画としての完成度はもちろん、HDVの特色が活かされた作品となっていました。

冨永監督が描き、月永撮影監督が魅せる抜群のコンビネーション

ワークショップは冨永監督のヒストリーや作品を紹介しながら、作品で使われたDVカメラについて語るところから始まりました。

冨永昌敬監督
冨永昌敬監督

冨永監督の作品に共通していえることのひとつに、演出の妙があります。しかし、この演出を効果的に決めていくには、撮影するカメラの機動力が必要になるケースも多々あります。そこでDVカメラの機動力を活かして、アングルを切り出していく模様が語られました。

カメラの機動力とレンズ交換で撮影を切り抜ける

『コンナオトノオンナノコ』においては、主人公が独身キャリアウーマンのチアキと、キッチンドランカー気味の子持ち専業主婦マサミという設定から、家の中から外を撮影したり、狭い部屋の中での撮影など、制約された状況下で行われるシーンが多く描かれていました。

通常35mmで撮影する場合だとカメラ自体が大きく、アングルを変えるだけでも数人がかりでカメラを移動する必要があります。一方DVカメラであれば、コンパクトであるためカメラマンがちょっと移動させることも可能です。

Canon HDビデオカメラレコーダー XL H1 ボディキット XLH1BODYKIT
Canon HDビデオカメラレコーダー XL H1(Amazon)

月永撮影監督は、「狭い部屋の中のシーンは、DVカメラの機動力がなかったら撮れなかったシーンもあった」と語っていました。また冨永監督からは、「カメラサイズが小さすぎると演技する俳優さんの緊張感に違いが出るため、ある程度のボリュームも必要。XL H1はこの微妙なバランスをかなえてくれるカメラだった」とコメントがありました。

白とびを防ぎ、フィルムの粒状感を出すための設定

劇場公開前にもかかわらず、映画のシーンがいくつか紹介されましたが、その中で、日中に家の中から外を撮影するシーンがありました。この際、XL H1を以下のように設定することで効果的な撮影に成功しています。

  • カスタムプリセットでガンマを「CINE2」に
  • ニー(明るい部分)は白トビを抑えるため「ロー」で

このようにすることで、窓の外の白とびが抑えられます。

また、通常HDVカメラで撮影を行うとデジタルであるがために、画面が“パキっ”となりすぎる傾向がでてしまいます。そのため、フィルムが持つ粒状感を出すために全編にわたって、ゲインを+6dBとして撮影が行われました。

これらの設定を行なうことでデジタルっぽい感じが払拭され、フィルム独特の粒子が感じられる仕上がりとなっていました。

(c)コンナオトナノオンナノコ Partners
©コンナオトナノオンナノコ Partners

このようにHDVカメラの画質の良さを生かし、さらにXL H1がもつ細やかな設定機能、機動性をフル活用して作り上げられたのが、映画『コンナオトナノオンナノコ』です。

実際の映画を題材としたワークショップで、しかも監督、撮影監督 そしてプロデューサを含めた豪華なトークセッションはなかなかない機会でもあり、貴重なお話が盛りだくさんのイベントとなりました。

次回のXL H1ワークショップは映画『転々』が題材に

キヤノンMJでは10月25日(木)にも同じく映画『転々』を題材としたワークショップが開催されます。

(C)2007「転々」フィルムパートナーズ
©2007「転々」フィルムパートナーズ

このイベントには、撮影監督の谷川氏が参加し、映画製作の内側を垣間見られる機会です。また、徹底的に検証されたワークフローは、今後、デジタルシネマの映画制作現場において、スタンダードに成り得るものです。

今回も、フィルムレコーディングされた映像の美しさを、実際の大スクリーンで実感していただける機会となっています。ぜひこの機会に、映画におけるカメラワークの真髄に触れてみてはいかがでしょうか?

開催日時2007年10月25日(木)
13:30~受付 ワークショップ14:00~15:30予定
開催場所ユナイテッド・シネマ豊洲
定員180名(先着順)
※10月23日(火)17:00申込み締切
参加料無料
詳細・申込こちらからお申込ください
主催キヤノンマーケティングジャパン株式会社

皆様のご参加をお待ちしております。

(withD編集部)

関連サイト

『コンナオトナノオンナノコ』(goo映画)
冨永昌敬/月永雄太 interview(キヤノン:業務用デジタルビデオカメラ|事例紹介)
Canon HDビデオカメラレコーダー XL H1 ボディキット XLH1BODYKIT
Canon HDビデオカメラレコーダー XL H1 ボディキット XLH1BODYKIT

冨永昌敬(Wikipedia)
ビジネス展開と映像制作#9 HD撮影は身近になったか(withD)
XL H1(Canon)
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
ユナイテッド・シネマ豊洲
10/25開催 XL H1ワークショップ概要
三木聡監督interview(キヤノン:業務用デジタルビデオカメラ|事例紹介)

このエントリーをブックマークする

このエントリーにトラックバックする

このエントリーのトラックバックURL
http://withd.jp/mt/mt-tb.cgi/1813


クリ博ナビ2011