日本の立体映像普及を担うBS11デジタルの展望
立体テレビ放送が国内でもスタート
ハリウッド映画での最新の話題は、何と言っても立体映画である。CGWORLD 2008年3月号(115号)でも紹介しているが、『スター・ウォーズ エピソード3』と『エピソード4』の3D映像化や、ティム・バートン監督『不思議の国のアリス』など、大御所監督による立体映画製作が相次いで発表されている。またスティーヴン・スピルバーグ率いるドリームワークスが『攻殻機動隊』の映画化権を獲得し、実写による立体作品も計画中だ。
そして昨年12月にスタートした日本BS放送( BS11デジタル)では、開局から『3D 立体革命』という立体映像の放送を行っている。視聴できる環境がない中での思い切った放映であったが、ついにこの春、同番組を視聴できる家庭用テレビがBS11デジタル(以下BS11)の親会社であるビックカメラから販売された。

店頭に並ぶ、立体放送を視聴できるテレビ
専用のメガネを掛け『3D 立体革命』を観ると、立体的な迫力ある映像を違和感なく視聴することができる。現時点での番組数は限られているものの、野球の投球映像でボールが迫って来る臨場感や、バスケットボールの試合の迫力には新鮮な驚きを感じる。
通常の放送では、右目用と左目用の2つの映像が画面の左右に割り振られ、それをモニタ上で立体に切り替えて表示している。この方法なら、パソコン上で左右2台のビデオカメラ(またはCG 上のカメラ)の映像を合成ソフト等で編集・出力して、立体表示用のモニタとして使うこともできそうだ。

裸眼のままで見ると、左右の映像が重なって見えるが(左)、
一見どこにでもあるようなこのメガネを掛けると重なっている2つの映像が
右目と左目に分かれ、立体として見ることができる(右)
BS11の編成局長、二木啓孝氏によれば、世界に先駆けて立体放送を開始できたのも、BS11という、多チャンネル時代に対応し差別化したコンテンツ供給を目指す新局ならではの柔軟性に依るところが大きいと言う。今後の展望としては、「BS11がパイオニアとして、広く世の中に立体映像のエンターテインメント性を浸透させていければ」とのこと。

(写真右より)BS11 取締役 編成局長 二木啓孝氏
編成局 宣伝広報部 松平一興氏
またこの夏には、32型で10万円台後半の機種の発売が予定されており、より身近に立体放送を楽しめる時代がもうすぐそこまで来ている。ビックカメラ各店では、この立体テレビの視聴を行えるので是非体験してもらいたい。
| 番組名 | 『3D立体革命』(BS11デジタル) |
|---|---|
| 放映時間 | 毎週月〜金 10時30分〜10時45分ほか |
| URL | http://www.bs11.jp/ 3D立体革命(BS11) |
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