モニタの中に現れる小さなメイド
Webカメラでキューブを映すと、少女がPC画面上に現れてお喋りする。そんな摩訶不思議な製品が、東京芸者エンターテインメント(株)より発売中の「電脳フィギュア ARis(アリス)」だ。
本製品は、キューブの表面に貼られたマーカーを認識し、カメラとの相対的な位置と角度を割り出すという仕組みになっており、キューブを動かせばモニタ上のARisも追従する。また、専用のスティックを使ってARisに触れると「何をするんですか!」と驚いたり怒ったりするなど、600以上の多彩な反応を見せる。

ARisの声は声優のゆかな氏が担当しており、こちらから何もしなくても「どんな人が好きなんですか?」などと話しかけてくる上に、時間帯によって喋る内容も変化するという手の込みよう。さらに、付属のカードを専用カメラで映せばモニタ上にプレゼントや服が表示され、スティックを使ってそれらをARisに贈ることもできる。

(左)クローゼットカードをカメラで映すと、
着せ替え用の服がモニタ上に現れる。
スティックで触れるとカードの服が切り替わり、
好きなコスチュームをARisに着せることが可能だ
(右)プレゼントカードでぬいぐるみや手紙を贈れる他、
ビックリ箱などでいじわるもできる。
ピョンピョン飛び跳ねる奇妙な生き物もあり、
プレゼントするとARisが追いかけ回す
マーカーの技術は、加藤博一氏によるARToolKitがその草分けで、現実の環境を読み取ってデジタル情報を付加するAR(拡張現実/Augmented Reality)の一環だ。ARisはARの技術を初めて商用化したという点で、大きな一歩を踏み出したと言える。

あまりしつこく触りすぎると機嫌を損ねてしまう。
そんなときはプレゼントを渡して仲直りしよう
ただ、拡張現実と言っても、あくまでモニタ上の映像を見ているので、感覚的にはT V ゲームの操作に近い。実際、最初は手元のキューブとカメラアングルの相対的な位置関係に戸惑うが、モニタのみを見ることでスムーズに操れる。慣れてくると、マウスやレバーで操作するよりも直感的に3Dオブジェクトを操れるので、例えばARとマウスを併用して3Dモデリングができれば、かなり効率的に作業できるかも知れない。このARの技術がこれからどのように発展していくのか、実に楽しみだ。
対応OSは、Windows XP SP2以降。
| メーカー | 芸者東京エンターテインメント(株) |
|---|---|
| 問い合わせ | ar@geishatokyo.com |
| URL | http://www.geishatokyo.com/ |
| 価格 | 9,800円 |
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