2008.06.19
「Big Idea Night」 レポート

6月10日、loftwork Ground(渋谷)でのイベントから、第1部「あの会社のあの人たちがスゴイ訳」の模様をお届け。
Yahoo! クリエイティブアワード2008 連動特集 ♯3
このイベントは、7月1日より開始されるYahoo! JAPAN インターネットクリエイティブアワード2008を記念し、プレイベントとして開催されたもの。クリエイターに情報提供と交流の場を提供することを目的に、オンラインクリエイターコミュニティ「ロフトワーク」が運営するloftwork Ground(渋谷)にて開催された。
このレポートは、トリプルセブン・インタラクティブの福田敏也氏を司会に、貝畑政徳氏(面白法人カヤック 代表取締役CTO)と原ノブオ氏(株式会社バスキュール Director)をゲストに迎えての第1部「あの会社のあの人たちがスゴイ訳」をとりあげる。
白いつなぎにタオルにヘルメット
このイベントは、若手クリエイターを支援するという目的もあって、クリエイターを志望する学生や業界経験の短いクリエイターに対して第一線で活躍するクリエイターがメッセージを投げかける趣向となった。

左から、貝畑政徳氏・原ノブオ氏・福田敏也氏
3人はご覧のとおりの姿。これは、今年のアワードのクリエイティブ、「つくれ」「みがけ」「おきろ」の撮影の際に制作されたものとのこと。 話はそれぞれの会社における、最近の仕事の紹介から始まった。

AXE FULL MOON PARTY(左)、こえ部(右)
- バスキュール
- カヤック
考え続けることの意味
福田氏が、「それぞれの会社の変わっているところ・うちはスゴイってところは?」という質問から強烈なメッセージが出始める。両社ともに表現は違うが、ポイントはプロフェッショナルなクリエイティブとは「いかに考え続けることができるか」ということのようだ。
原氏は「妥協しないで、常に“正解なのか?”と問い続ける。自分でボーダラインを引かない」ことだという。一方の貝畑氏は「自社サービスは締め切りがない。いくらでも追求できる反面、このぐらい…というボーダーも引けてしまう」と。学生の作品でもある程度「やりきる」ことはできるが、プロの場合それを対価に見合った形で「やりきる」、なおかつ継続しなければならない。
「考え続けるため」の環境として、カヤックには「元気玉」なる全社員が参加するMLがあり、バスキュールには社内にバーカウンターがある。いずれも考えることを促し、自然に共有できる仕組みを取り入れている。そして、両者に共通しているのはブレストを重用していることだ。
企画と技術
両社ともにテクノロジーを取り込むのが早く、企画のつくり込みも技術に負けていない。でも、原氏によれば「これまでやりたかったのにできなかったことが、できるようになったという意味で、技術が推進役になることはある。でも基本的には“なにをやりたいか”が前提にある」とのこと。

熱のこもったメッセージが繰り広げられた。
同じことを、貝畑氏は「カヤックらしさ」と表現する。いかに独自の視点やスタンスがあり、従来にないものか、チャレンジできているかということが大事なのだ。
単におもしろければいいのではなく、クライアントやその先にある顧客・ユーザーのことを徹底して考え、その上で最適な技術が検討されている。これもアマとプロのクリエイションの大きな違いだろう。
「Webデザイナーです」って言ったらモテないとね
最後に、これから業界を目指す人、若手のクリエイターに対してのメッセージが贈られた。
原氏は「Webデザイナーです、っていったらもっとモテるぐらいじゃないと」と言う。それは一つの例えで、「どんな風になりたい」という像があって今、何を、どのようにがんばるかを考えないといけない、と。
貝畑氏は「20代にどれだけ死線を越えられるかで、30代以降楽になる。自信や仕事のやり方につながっていくから。なので、寝ずに目一杯働いてください」とのメッセージ。失敗やクレームから逃げずに知見にすることを続けて、先々振り返った時に「オレの仕事イケてないな」と思えたら、それは自分が成長したということ、とも。
「こんな人といっしょに仕事をしてみたい」というお二人のメッセージをまとめておくので、我こそは!と思う方はアプローチしてみられてはいかがだろうか。
| バスキュール | ・こうなりたい、だから今こう考えると組み立てることができる人 (それはユーザー目線でクリエイティブを考えることと同じ) ・どんなことでもいいから、何かキャッチーなものを持っている人 (見た目とかでもなんでもいいから) →アプローチしてみる |
|---|---|
| カヤック | ・作りたいものがある、考える力がある人 (そういう人は、そのために必要な技術を勉強し習得できる) ・独自の考え方や生活スタイルをもっている人 (忙しい人ほどよく遊び、仕事以外のプライベートな生活にも目を向けている) →アプローチしてみる |
ちなみに、お二人とも目下の関心ごとは「ケータイコンテンツ」。「素行調査モバイルシリーズ」「声ズバ」(以上、カヤック)、「AXE WAKE-UP SERVICE INC.」(バスキュール)など、この2社ならではのモバイルコンテンツに要注目だ。
関連リンク
Yahoo! クリエイティブアワード2008 連動特集 バックナンバー
YJICA公式サイト
YJICAオフィシャルブログ
ロフトワーク
loftwork Ground
ヒント編 〜ビジュアルの秘密〜(YJICAオフィシャルブログ)
トリプルセブン・インタラクティブ
福田敏也さん(777interactive)インタビュー
面白法人カヤック
株式会社バスキュール
THE AXE EFFECT
AXE FULL MOON PARTY
面白ラボ KAYAC BM11
WEB素行調査
こえ部 みんなの声で遊ぶコミュニティ
元気玉
面白コンテンツプロバイダー カヤックモバイル$
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