2008.05.15

SEO/SEM/SMO実践講座レポート

イメージ:SEO/SEM/SMO実践講座レポート

2008年5月10日(土)に東京:渋谷で行われたサイバーガーデンbiz主催の「SEO/SEM/SMO実践講座」の様子をお届けします。

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はじめまして。Cheshire(チェシャ)といいます。今月から不定期でwithD特派員として、Webのイベントやセミナーをレポートさせていただくことになりました。よろしくお願いします。

第1回は、2008年5月10日(土)に東京:渋谷で行われた「SEO/SEM/SMO実践講座」に参加してきましたのでレポートします。この講座ですが、CSS NiteやWeb検定の活動でもおなじみの、益子貴寛氏が主催する「サイバーガーデンbiz」のセミナーとして実施されました。

ゲスト講師は、住太陽氏

今回のゲスト講師は、Web業界だけでない各業界からも注目されているWebプロデューサーであり、SEOエンジニアでもある住太陽氏(ボーディー有限会社 代表取締役)。今やSEOやSEMなどを語るには絶対に外せないキーマンです。

住太陽氏
住太陽氏

最近は主に企業のWebマーケティングに関するコンサルティングや、Webサイトのプロデュースを行っているそう。今回のセミナーは久々にWeb制作者に向けて講演することもあり、会場は普段よりも大きいにもかかわらず早い段階で満席となったそうです。

前半:SEOとPPCの違いと、SEM

セミナーがはじまって最初に「SEO(Search Engine Optimization)」と「PPC(Pay Per Click)」の違いについてから説明がはじまりました。

念のためにその違いを整理しておきましょう。

SEOGoogleやYahoo!といった検索エンジンに対し、検索結果でより上位に現れるようにWebページを書き換えたること、まだその関連技術の総称
PPC一般に「クリック課金」と呼ばれ、希望するキーワードで検索された検索結果ページに表示させることができる広告のこと。オーバーチュア、アドワーズ、リストップなどが代表的

これら2つは、検索結果という同じ場所でどのように表示させるかを考えます。そのため、似ているように思われがちですが、実際には性質が全く違うもの。住氏の説明によれば「SEOでの集客が効果的な層と、PPCでの集客が効果的な層は明確に異なる」とのこと。

つまり、同じように対策をしたのでは失敗につながってしまいます。特にPPCではキーワードの選定を誤ってしまうと無駄なクリックを生んでしまい、正しい費用対効果につながらないのです。失敗しないためには、

手法ターゲット
SEO情報を探している幅広い層向け
PPCすぐに買おうとしている購買モード状態のピンポイント層向き

と明確に区別する必要がり、特にPPCに対しては費用対効果を極限まで突き詰めるのが広告として最大限に発揮できるとのこと。

そして、この2つを合わせて戦略を考えることを「SEM(Search Engine Marketing)」といい、自社Webサイトへの訪問者を増やすマーケティング手法となると説明がありました。既に知っている方にとっては今さらの内容かもしれませんが、えてしてこれらのキーワードは混同しがち。細かくキーワードの定義と戦略上の使い分けについて住氏からのアドバイスが行われ、午前中が終了しました。午前中だけでも十分に濃い内容のセミナーの印象でした。

後半(その1):中長期戦略のコンテンツのあり方

セミナーの後半は、いかにPPC戦略が短命であるかという意見に対して、中長期を見据えた戦略についての講義が、途中ワークショップを絡める形で進められました。

住太陽氏

現在SEOなどで必要となってくるのは、マーケティング用語である「AIDMA」から進化し、新たに Webマーケティング用語として生まれた「AISCEAS」という言葉を全体的にフォローしたプロセス、つまり「メディアづくり」が必要だ、と住氏。

  • A:Attention(注意)
  • I:Interest(興味・関心)
  • S:Search(検索)
  • C:Comparison(比較)
  • E:Examination(検討)
  • A:Action(購買)
  • S:Share(情報共有)

本来は、「Action(購買)」部分に着目するのがマーケティングでありPPC広告。ですが、SEOの場合はこの全体のプロセスを視野にいれることが重要となるようです。

後半(その2):アルゴリズムは人気投票

住氏の言うには、SEOではその要因のほとんどが被リンクによるものであり、SEOに効果的な考え方は「いかに人気になるか?」ということに尽きるのだそう。

もちろんお金を払って一時的に被リンクを増やすように業者に依頼する場合もありますが、検索エンジン側が被リンクの増減が把握できると言われており、急激な増減では効果はないとのこと。自然にして増減していくなかで、いかに多くの場所から被リンク(票)を集めているかが重要なようです。

つまり、閲覧ユーザーになんらかの方法でWebサイトを認知してもらい、アクセスしてもらって、読んでもらう。さらにソーシャルブックマークサービスなどへの登録を想定することが必要ということになります。そして、何よりも登録してもらうためは、コンテンツ(記事の内容)部分を考えることが不可欠となります。

ためになったり、おもしろくなければ、訪問者は2度と再訪しないし、ソーシャルブックマークに登録することもない。となれば、本来はコンテンツ(記事の内容)に力を注ぐべきであり、カタログや広告的なWebページは何ら意味がないに等しいとも言えるかもしれません。

セミナーを終えて

明らかに何かを買わせようとする内容の広告は、買おうと思っている人でなければクリックすることもなければ、費用効果が正しくなくなってしまいます。そのことを踏まえると、特にPPC広告は短期的な売上げを望む場合のみに有効と言えるでしょう。

それ以上にWebサイトの運営者としては、情報ばかりのページではなく、ユーザーが2度3度と訪れてくれるための策を考えるべきで、人に役立つ、人が喜ぶコンテンツを提供し続けることが重要となります。それが、最大のSEOであり、ピンポイントに購買へ誘導させることに最適なのがPPC広告と言えるのではないでしょうか。

さて、アナタのブログは普段読者にとってどのように見られているのでしょう。これを機会に考えてみるのもいかもしれません。

(withD特派員 Cheshire)

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