2008.06.27
「KML」セッション篇

6月10日にパシフィコ横浜で開催された「Google Developer Day 2008」における、「KML - リッチな地理空間情報を扱うオープンスタンダード」をレポート!
みなさん、こんにちは。今月は、話題のGoogle Developer Dayに行ってきたので、その中からMano MarksさんのKMLのセッションを取り上げてみようと思います。
もともと開発者向けの話題が多いDeveloper Dayの中で、あえてデータ記述言語の話題を選択した理由はいろいろありますが、「コンテンツデータが豊富にあってこそのソーシャルメディア」という観点と、何より5W1Hの"Where?"(どこ)を記述する手段のひとつとして注目しました。

Mano Marks氏(右)
KMLとは?
KMLは、3次元の地理空間情報と、"earth browser"(もしくは"virtual globes"とも)での表示を管理するためのXMLベースのマークアップ言語です。Google EarthをGoogleに買収される前に保有していたKeyhole社の名を冠してKeyhole Markup Language (KML)と名付けられていますが、今年、国際団体のOpen Geospatial Consortium (OGC)によって承認され、正式にOGC標準のオープンスタンダードとなりました。
こぼれネタ: earth browserとは?
earth browserは、日本では「3D地球儀」とか「地球儀ビューワー」とも呼ばれる、バーチャル地球儀(virtual globes)全般を指し、Google Earth以外にも、NASA World Windや、Adobe AIRベースのEarthBrowse、MicrosoftのMicrosoft Virtual Earthなど複数あります。
このうちNASA World WindはKML Importerというプラグインの導入が必要ですが、どれも最近はほとんどKML形式でのデータのインポートに対応してます。また3次元のバーチャル地球儀以外でも、2次元の地図アプリケーション分野で、Google MapsやYahoo Mapsをはじめとして、多くのサービスがKMLデータの読み込みに対応しています。

KML編集ツールとしてのGoogle Earth
まず興味をひかれたのは、Google Earth上のオブジェクトと、任意のテキストエディタ上のKMLソースが、相互にコピー&ペーストで手軽に交換可能な点です。
会場では、Google Earth上の目印オブジェクトや、場所パネルの任意の階層のフォルダを右クリックでコピーして、テキストエディタ上にペーストすると、コピーした範囲のKMLソースが出力される様子のデモが行われました。逆にエディタ上のKMLソースをコピーして、Google Earth上でペーストすると、KMLソースの内容に応じたオブジェクトがGoogle Earth上に描画されます。
これはコンテンツ作成の面で意外に重要で、必要に応じてスクリプト処理を施す部分と、GUIを通して補正したり新規に追加する部分とを、手早く柔軟に使い分けることができます。こうした編集ツールとしての利便性は、コンテンツ量の増加を促す有力な要因となるはずです。
更に見ていきましょう。
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